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『阿波紙と版表現展2013 - 和紙とTechnology - 』at 和紙会館

昨日「ミニプリント展」と同時に初日を迎えました「阿波紙と版表現展2013」、すごーく好評なんです

あぁ嬉しいーーー(しみじみ...)



こんにちは、クドウです

心の中でクルクル踊っています



ちょっと長いのですが、本展への私共の想いをお伝えさせて下さい。

時間がない方は、後程こちらでゆっくりご参照下さい。

「阿波紙と版表現展 Web Site」




2007年を皮切りに開催を続けてきた「阿波紙と版表現展」は、この度で8回目を迎えることとなりました。地道に継続し続ける事でご縁も確実に増えていくことに意義を感じつつ、開催が慣習化することで新規性や気勢が薄れることへの懸念もまたよぎります。本年度は継続する事での長短を含めいくつかの区切りを感じ、これまでは東京を中心に出展作家と発表の場を得てきましたが、地場からの発信による伝統の継承を見返し、開催地を当地阿波山川から開催する運びとなりました。また、新たな地域とのつながりも期待し、続けて京都での移動展も開催致します。

日本人にはかねてより馴染みの素材であった和紙は、時代の流れに伴い需要を減らし、現代ではむしろ新しい素材として存在していると言えます。昨年度から、版表現のひとつとしてインクジェット技法を取り入れたミクストメディアによる美術表現をテーマに掲げ、インクジェット技法を取り入れることで版表現の幅を広げる喚起を目指しました。デジタルの技術・機材の発展に伴い、和紙に求められる機能、そして用途の可能性も広がりつつあります。このテクノロジーの進化と時代への浸透が、版表現のひとつであるインクジェット技法に新しい表現性と価値観を今後も創出し続けていくと考えられます。

この度の8名のアーティストによるAIJP(アワガミ インクジェットペーパー)をベースとしてインクジェットを取り入れた創作技法は、造形、写真、ドローイング、木版、リトグラフなど多様なジャンルに及び、豊かで新鮮な感性に満ちた表現は、現代に生きる伝統とテクノロジーのコラボレートの魅力と可能性を期待せずにはいられません。




...ということで、会場風景を少しご案内させて頂きます


まずは外光の入る第二展示室。

朝一の光をあびて影もまた美しいのは、木村秀樹さんの作品。



形状はサイコロをイメージされたそうで、展開図を立体に組み立てられました。
この状態で見ると、黒い面が裏面にあたります。



加納俊輔さんには、昔の乾燥板(これに脱水できた和紙を張って自然乾燥させていた頃がありました)を3枚お渡しし、戻ってきたのもやはり板なのですが、、



どう見ても板面にしか見えないのですが、片面には板目をプリントしたものが貼ってあるのです。
ひび割れて見えますが、こちらが和紙にプリントされた面です

会場でじっくりご覧頂きたいです




池垣タダヒコさんは、ドローイングを組み合わされた楽しい作品を。



この作品だけは触ってもOKです

パラパラじっくりご覧下さい



奥の第一展示室へ。



坂井淳二さんは、リトグラフと共に、インクジェットの層を重ねられた創作を。
3点組の一番左は、インクジェットを15回刷り重ねた作品です。

背面には蛍光色が刷られており、裏の壁に反射して感じられる光も一体化して美しいです。





大島成己さんは、180×249cmの大サイズで、写真をデジタル上でつなぎ合わせて作り込まれた創作を。
木々の艶やかな色彩とふしぎな奥行き感が美しいです。




砥綿正之さんは、マッターホルンで撮影された雪面のイメージをプリントされました。



照明にもこだわられました。
雪面の陰影に光を感じさせられます。



Wayne Eastcottさんはカナダより出展頂きました。



落款があるあたり一番日本人らしさを感じてしまいました
シルクスクリーンとの組み合わせが美しい連作です。




ツツミアスカさんによる、木版でも拓刷りで層を重ねられた植物。
奥行き感と透明感、そして瑞々しい美しさに見入られます。






いずれの作品もとても美しく、そしてじっくり観る程におもしろさを感じます。

ぜひ会場にてご鑑賞下さい


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