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「阿波紙と版表現展2012」at 文房堂ギャラリー

インフルエンザが流行っているようですが、みなさん体調は大丈夫ですか?
立春も過ぎ、少しずつ日がのびているのを感じますね

こんにちは、クドウです。
抱えている全てを完遂させた状態で、早く春が訪れる事を願っています


さて

レポートがすっかり遅れてしまいましたが、今週はクドウはこちらの会場に滞在しています




詳細はこちらー



それでは、会場風景を少しご紹介ー


版表現に使って頂きたい素材見本を展示していますが、みなさん手に取って確かめられています。



目に留まる和紙があれば良いのですが



そして会場はいきなりオープニングへ






なーんと昨年の「TAKE ACTION CHARITY GARA 2011」の企画でご縁のあった中田英寿さんも立ち寄って下さいました

制作過程ではこんなことがありましたねぇ。。

(理事長と団らん中)

その場にいらした皆さんとの記念撮影にも快く応じて頂きました。
お忙しいところありがとうございました



ハイ、続きまして作品を交えました会場風景をご案内ー







文房堂ギャラリーは広いので、ゆったりとたっぷり展示が出来るのが魅力なのです


ではピックアップさせて頂きまして小走りでご紹介しまーす



 赤塚祐二さん


近年は油絵の創作が続いていましたが、今回は水性木版による創作を試みて下さいました。

用紙は竹和紙110g/㎡です。




 矢辺博子さん

矢部先生はシルクスクリーンです。
竹和紙の大判(規格外)をお使い頂きました。
*品質は竹和紙250g/㎡と相当です。


動物好きにはたまりません





 笹井祐子さん

北方プロを使われ、リトグラフによる創作です。


「風景」シリーズとのこと。



 薬師寺 章雄さん

DHM-9をベースにして雁皮刷り(左右)や、雁皮2種類を貼り合わせての作品(中央)はコラージュのようにも見えます。


今回お使いの雁皮は、HM-5とHM-34(土入り)。


金箔や銀箔の上から刷るような熟練技もアリ




 古谷 博子さん

私も大好きな白峰を、水性木版、油性木版で仕上げて下さいました。


古谷さんは残念なことに会期前にインフルエンザに罹患してしまったそうで、ほぼ完治されたそうですが多くの方がいらっしゃるところでは心配なので、明日の最終日の早い時間にこそっと立ち寄られるそうです。。




 三井田 盛一郎さん


三井田さん、作風が変わってきたー

...と評判でしたが果たして

ちなみにタイトルは「小さいお話」





もう少し続きます




そして今回、海外で活動される作家さんの作品も併せて展示致しました 


 小野知美さん

現在ブルックリンの工房で創作を続けていらっしゃいますが、今回、アワガミを使った石版画による作品を展示紹介しています。



やわらかい描写は石版の魅力を存分に引き出されています。


2011年11月に開催された、小野さんのNYでの個展風景はこちらからどうぞ〜





そして私も、収蔵されていたのは知っていたものの現品を開けてみるのは初めてだったのは、ロバート・クシュナーの作品


ドビュッシーのオペラの楽曲「ペレアスとメリザンド」をモチーフとされたメゾチント7枚組。


描画にも迫力と存在感があり、Crown Point Pressにて制作された秀作です。

今回の展示は虫干しのような感じでもあります。。



という、そもそも駆け足でスタートした「阿波紙と版表現展」ですが、今回で5回を経ました

実に多くのご縁を頂く機会でもあり、スタート時は反省の念が多いものの、続けて良かったなぁ...と思えることがある企画です。


明日でいよいよ最終日ですが、感謝で締めくくりたいと思います

最終日は17時までとなっております。
ご都合合いましたら、ぜひお立ち寄り下さい


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