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油性木版画教室

油性木版画教室
こんにちは、クドウです。

6月11日(日)、10時から16時まで、徳島大学の平木美鶴先生による版画教室に参加してきました。
会場は、和紙会館。
サクラではありません。が、参加者はほぼ身内....。

前回は水性木版でしたが、今日は油性です。
何が違うって、絵の具が水性か油性かの違いとのことですが、油性の方が刷るのは楽らしいです。

[写真上から1番目]
彫り始めです。
午前中は、2枚の版木を使って、刷り方と色の組み合わせによる配色のコツなどの練習です。

[写真上から2番目]
こうやって絵具をゴムローラーにつけます。
白く見えるのは、透明絵具(?)で、ローラーの左右で色と透明を使い分けることで、自然なグラデーションが表現できます。

[写真上から3番目]
絵具がしっかり版木に付いたら、定規を当てて紙を乗せます。

[写真上から4番目]
ロコロバレンで、しっかりコロコロ。
端までコロコロします。
時々紙の端っこを持ち上げて、絵具がきちんと付いたかどうかチェックします。
初めての版木は絵具のノリが良くないらしく、2枚目からの方が調子が出てくるみたいですね。

[写真上から5番目]
一番乗りは中学生ペアでした。
大人も負けていられませんよ〜。

[写真上から6番目]
一通り全員が刷れたところで講評です。
午後からは、赤、青、黄の3色を使って制作です。
赤と青が重なるところは紫に。
赤と黄ではオレンジ。
青と黄色は緑。
3色全部がかさなるとダークな色に。
3色の絵具で、7色の表現ができます!

[写真上から7番目]
今日の版木は硬かった〜。
彫るところをたくさん作ってしまった私はフゥフゥです。。
前回も一人で遅かったので、今回は足並み揃えて進んでいたはずが、またしても....。
懲りないというか、反省がないというかねぇ。。


[写真上から8番目]
早い人は4時前に終了。
私は4時過ぎ、最後に終了。
みなさん、お待たせしました!
もう、彫るのも終わらないかと思いました。。


[写真上から9番目]
ごうじりさちゃんの作品。
3色が重なった、夜の空の色がなんともいい色になりました。


[写真上から10番目と11番目]
今日はお休みで一緒に参加した牧田さんの作品。
渦巻きの版は、午前中の創作で彫ったものを使用しています。
版がいくつかある場合、こういう組み合わせの楽しみ方もできるんですね。


[写真上から12番目]
富士製紙のフナイさんちの、めぐみちゃん作。
3色の配色とバランスが絶妙です。
こういうの、サインして簡単にでも額に入れたら、ちょっとしたプチ作家の作品になりますねー。
お母さん達、お願いしますよ!


[写真上から13番目]
恥ずかしいのですが、人のを公表して自分のを出さないわけにもいきません。。
どうしてこんなのしか出来ないの〜(涙)
左は下絵。
実際に彫るのとは反対向きに考えます。
金魚のつもりがみんなには鯛と言われ、細く残したいラインは見事に彫り飛ばしてしまいました....。
これはにゃん子でもグレでもありませんが、かわいいトラ猫になるはずだったんだけどなぁー(;_;)

ところで、版画の展覧会で賞を決めたりする場合、審査員はどのあたり評価するのでしょうか。
技法や技術はさておき、出来上がった作品そのものを観るのか。
作品から読み取れる版木の数や、「これを彫るの、大変だったろうなぁ」とかいう思いも、評価の対象になるのか?
版画は技法もたくさんあり、色と版の組み合わせ、紙の選択もふまえたら、実に奥が深いアートなのかも。
私の小さな脳みそは、こんなことを考えて沸きそうでした。
しかし懲りずに、地道に学びたいです(^^)

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