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女子美で紙漉き

昨日まで世間では3連休でしたが、みなさん行楽で楽しまれたのでしょうか?
私は、19日、20日と十数年ぶり(^^;)に大学の授業に参加してきました!

こんにちは、クドウです。

藤森理事長が講師として版画学科の紙漉きの指導をさせていただき、私もお供で行って参りました




両日は女子美ではオープンキャンパスも開催!




女子美では紙作りの授業が充実しており、設備も目を見張るようなモノが完備!

三椏も栽培して原料として使うこともあり、その他様々な植物繊維を紙にしてみるというような研究も熱心にされています。


今回は、その中でもなかなか使いこなすのが難しい「流し漉き」の道具の使い方、漉き方についてを、デモンストレーションしながら指導させていただきました。



















楮の原料をナギナタビーターにかけ、繊維を離解させています。
アワガミにあるのはもっと大きな容量のビーターですが、ちょっとだけ原料を用意するのにこれくらいの大きさのビーター、あったら便利なんですよねぇ。。

この他にホレンダービーターではパルプや布からの原料作りもされるんですよ〜。




まずは、簀桁(すけた)の吊り具合のチェック。
少しアワガミ流に、使いやすいように手直しさせていただきました。


理事長、ネリの加減を見ています。




さて、様子を見ながらデモ開始ー。



理事長は大学を卒業して家を継がれた当時は、アワガミではまだ手漉きしかしておらず、若き青年だった理事長も数年は紙漉き青年だったそうです。





今では年に一度、手漉き和紙研修会の時くらいしか流し漉きの指導をする機会はありません。
手漉き和紙研修会でも、研修するのは、この半分の大きさの紙です。

けっこう貴重な画像でございます。






















きれいな紙ができたら、どんどん積み重ねていきます。

紙を漉くという行程に関心が高まるものですが、その前の原料や設備の準備、そして漉いた後の伏せ方も、美しい紙を作るために、それぞれ大事な行程なのです。


















紙に対して、90度から鋭角よりに簀をキープしながら伏せていきます。

ここで上手に伏せられないと、先に伏せた紙との間に空気がぽっかり入ってしまうのです。

これを紙漉き用語(徳島だけかも?)では「ふくらんぼ」と言います(^^)




生徒さんもだんだん集まってきましたよ〜。

夏休み前の提出課題に追われている状況だったらしいですが、代わる代わるやってきてくれます。





みなさんにも体験してもらいながらアドバイス。



総勢10数名の生徒さんが2日間に渡って参加しに来てくれましたが、とにかくビックリしたのが、みんなウマい!!


紙が大きいのでバランスを取るのはちょっと難しいのですが、流し漉き初心者とは思えないような技量の生徒さんばかりです。

目で見て、説明を聞いて、すっと体が動かせるというのは、思ったよりも難しいものだと思うのですが、日頃から実習に慣れているからか、この点にとても長けています。


あとは練習をして体得するだけ!という、免許皆伝者が続々





2日目は、1日目に漉いてもらった紙を朝に脱水し、板にはって自然乾燥してもらいます。

みんな、自分でドーサ引きなどもするので、刷毛の使い方はお手の物ですね
曇天でしたが涼やかな風が吹き、夕方までには乾燥できていた様子です。





短い時間でしたが、生徒さんが優秀だったので思いのほか成果があったように思います!
ぜひ練習をつんでもらって、自分で刷るための和紙を、思い通りに作れたらいいですねぇ。。


女子美は、なんたって、商品が作れちゃうくらいの設備と道具、環境があるのが魅力です。
存分に活用して、いい学習を受け、充実した学生時代を送ってもらいたいです。


またお役に立てることがあれば幸いです!
みなさん、授業の課題も頑張ってくださいねー!!


 


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