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細江英公 人間写真展 写真絵巻「死の灰」 at 杉並公会堂

こんにちは、クドウです。
ぜひご覧いただきたい写真展を御紹介します。

細江英公 人間写真展 平和へのメッセージ
写真絵巻「死の灰」


会期:2月2日(土)〜10日(日)
会場:杉並公会堂 グランドサロン(無料)

2000年前のポンペイの死者たちから聴こえてきた。
「天災は避けられない宿命だが、核兵器は人間が作ったものだから、現代人の決意と英知で避けることができる」と。
ポンペイからヒロシマまで時空の彼方から〜写真と言葉で伝える。
「原水爆禁止」市民運動発祥の地、杉並よりおくる“平和へのメッセージ”展。

<写真絵巻「死の灰」展によせて>
長い人類の歴史の中で20世紀ほど罪深い世紀はないだろう。1945年8月6日広島に、その3日後の8月9日に長崎に人類史上初めての大量破壊兵器であり、大量殺戮兵器である原子爆弾がアメリカ軍によって投下された。以来、アメリカの他にロシア、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルなどが核兵器を保有し、人類は20世紀の後半から核時代に突入した。それは、われわれが再び「死の灰」を浴びる可能性があるということだ。
-細江英公-

<関連企画>
●2/6(水)19:30〜20:00
舞踏「『死の灰』によせて」
出演:笠井叡
お申込み:杉並区文化協会(03-5347-4366)
先着100名(予約制) 1500円



初日の2日、細江英公氏によるギャラリートークに行ってきました。
細江氏はグローバルな活躍をされている、現代日本を代表する写真家の一人です。





昨年刊行された写真集「死の灰」よりの写真とメッセージが「写真絵巻」に仕上げられた作品の展示が観られます。
「写真絵巻」とは、連続性のある複数の写真と、その関連する詩書(文章や詩歌)を組み合わせて一体化した巻物」で、細江氏率いるチームの新しい表現方法です。

素材には、アワガミインクジェットペーパー「楮二層紙」をお使いいただきました。





絵巻物はいくつかに分割されていますが、伝統的な表装により仕立てられています。




こちらのタペストリー風な作品も「楮二層紙」。

表紙が楮100%、裏紙を短繊維で漉き合わせてつくった「楮二層紙」は、出力後に2枚に剥離し用いることができます。
表装にはより薄い素材が求められますが、インクジェットの出力時にはある程度の厚みが必要であるという要望から生まれた素材です。

表装ということから、これまでは絵画などの複製でお使いいただく事が多かったように思いますが、写真での表現は初めて観ました。



絵巻物の長い長い世界の中に、歴史の重みと、世界の平和への思いが込められています。
私は絵巻物の最後の写真から、平和とは言い切れない世界から、平和を思う風景を感じました。

どの写真から何を思いますか?
ぜひ期間中に会場でご覧下さい。




絵巻物の巻末には、この制作に関わった方々の氏名と落款で締めくくられれています。


「写真絵巻物」シリーズは、細江氏のこれまでの作品などでも展開されていく予定とか。
今後にも大きく期待しています!


今回の製作の「楮二層紙」の選択には、以下の方々のご協力を賜りました。
御礼申し上げます。
染め摺り工房 キュービック
株式会社PCM竹尾

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