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竹和紙水墨画用に試し書き<アワガミスタッフ勉強会より>その1

みなさまこんにちは、高田です。

先日、京都造形芸術大学の青木芳昭先生を講師にお招きして、

アワガミの若手社員を対象にした勉強会を開催しました。

テーマは「描画材料と和紙」で、教材となる紙はもちろん阿波和紙。

墨や顔料などの画材を使い、和紙でどのような表現ができるか探りました。

 

みんな真剣。

 

いろんな和紙を試しましたが、まず竹和紙水墨画用での作例をご紹介します。

まず竹和紙水墨画用とはどんな紙か。

 

竹和紙のしなやかな手触りは絹と似ており、コットン紙と比べると柔らかい風合いが特徴です。

この特徴を活かしながら環境に優しい竹を原料にすることで、エコロジーに意識の高いアーティストやデザイナーにとって興味深い素材に仕上がりました。

竹和紙水墨画用は、このアワガミ竹和紙をベースにして、水墨画用に特化して仕上げた和紙です。

無サイズで吸水性に富み、画仙紙のように豊かで独特なにじみの表現が味わえます。

厚さは170g/m2と250g/m2の2種類あります。

170g/m2はロールサイズ、250g/m2は平版と、アートパッドのラインナップがあります。

 

 

それでは、各自が描いた試し書きをご覧いただきましょう。

まず最初は伊藤さんの試し書き。

伊藤さんは、アワガミの加工・染色部門の班長を務めているかたわら、

和紙会館で水彩画の講師をしたり、寄り合い作品展に自分の作品を出品したりと、マルチに活躍しています。

↓は、手漉き和紙研修会で和綴じ帳の講師をつとめているところ。

 

で、試し書き。

竹和紙水墨画用170g/m2に描かれています。

無サイズ(にじみどめなし)だということがよくわかります。

 

油煙墨で描いたところ。

 

鉄黒で描いた部分。

 

グラファイトは粒子感があります。

 

裏面。裏彩色ができるのがよくわかりますね。

 

 

次は竹和紙水墨画用250g/m2

 

白抜きは「わんぱう」という白抜き剤を使っています。

 

「わんぱう」に顔料を混ぜて黄色や緑に色付けしています。

 

偏光パール顔料もきれい。

 

裏面。裏にもしっかり色が出ています。

 

 

次は樫原さんの試し書き。

和紙会館スタッフとして日々働く彼女も絵を描く人。日本画やパステル画を描かれます。

昨年はパステルアートの個展を開催していました

 

まず竹和紙水墨画用170g/m2から。

左側の水色はパステルですね。

他は墨などが使われています。

 

墨の断面を直接紙に押し当てています。

 

裏面。水分を含んだ描画材料は裏に抜けています。

 

こちらは竹和紙水墨画用250g/m2

 

油煙墨。筆先を置いただけで、墨がじわりと丸く染み込んでいきます。

 

鉄黒で描いた部分。

 

裏面。こちらもしっかり抜けています。

 

、、という感じで楽しみながら描きました。

他の参加者の作品はまた次回お見せしますね。

 

私たちスタッフは、製品には日々触れていても、なかなか実際に使ってみる機会は多くありません。

今回のような勉強会は、自分たちがどんな製品を作っているのか知る良い機会になります。

紙の特徴を知って、お客様の求める商品を的確にお勧めできるよう、

これからも学び続けていきたいと思います。


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