HOME > アワガミファクトリーだより

【使い方のヒント FAP編】SH-16 北方 - 鈴木智惠さん -

こんにちは、クドウですエリザベス

 

本日の「使い方のヒント」は鈴木智惠さんが制作されたリトグラフ作品にてお届けしますキラキラ

 

鈴木さんの作風は実に個性的で、今年出展された「PAT in Kyoto 京都版画トリエンナーレ2016」での出展作家紹介に詳細が述べられていますが、そのモチーフとなる衣服は、鈴木さんが自作されたそのものなのです。

 

 

鈴木さんは、昨年の「アワガミ国際ミニプリント展2015」では賞候補と優秀賞を 祝い!

 

そして2013年の同展でも優秀賞を授賞され、今まさに活躍目覚ましい若手作家の1人でもありますキラキラ

 

 

とても印象的な鈴木さんの一連の作品ではアワガミもよくお使い下さいますちゅん

技法はリトグラフ。

 

今回は「SH-16 北方」を使われた作品について、いろいろ伺ってみました。

 

 

旗この紙をセレクトした理由を教えて下さい。

「他の多くの雁皮紙と比べて紙の黄色が濃く、めずらしかったので、使ってみたいと思いました。他の雁皮紙は、紙色が乳白色に近い淡い黄色の商品が多いです」

 

 

旗摺り方の手順やについてお伺いしました。

「初めにSH-16 北方を使って1版で摺り上げます。それを乾燥させた後、あらかじめ水張りしておいた白い版画紙(今回の作品は竹和紙170g版画用)に裏打ちして仕上げます」

 

エディションは作品の大きさにより異なりますが、15〜50枚とのこと。

 

▲作品の余白部分は竹和紙170g、作品のイメージ部分がSH-16 北方で仕立てられています。

 

 

「SH-16 北方」の主原料はフィリピン雁皮です。

日本の雁皮と特性はやや異なり、雁皮ほどの光沢感と繊維の緻密さはありませんが、やはりきめの細かい肌合いが感じられるのですエリザベス

 

「この紙は、多く販売されている極薄い雁皮紙ではありません。厚みがあり、光沢も抑えられていますが、一般的な雁皮紙と比べて厚いので扱いやすいです」

 

 

↓こちらでもご案内しましたが、猖綿瓮轡蝓璽困魯侫リピン雁皮が主原料なのですが、やや表面強度が弱いのです。

ひらめき【使い方のヒント FAP編】北方セレクト - 川村紗耶佳さん -

 

「この紙は版から紙を剥がす際に毛羽立つことがありますので、多色擦りには注意が必要です。油性インクによる単色擦りや、2版までの方にお勧めです」

 

 

そして、個性の強い紙色。

「紙色が濃く、主張しますのでコントラストの強い作品に使用します」

 

モノトーンでの表現に、特にお選び頂く事の多い「SH-16 北方」。

その特徴期な濃色は、画面をぐっと締めてくれる効果もあるのではないかと思っておりましたが、

 

「作品に深みを表現したい方にお勧めします。通常、淡い黄色味の雁皮紙をご使用の方は、同じ版を使って、この紙で試擦りをされると、その違いに驚かれると思います。リトグラフの他、銅版画の方にお勧めです」

 

とのことですちゅん

 

 

モチーフは衣類という静物ですが、鈴木さんの作品からは、このタイトルに込められた想いや、人の影が見えるような気がしますよねにっこり

 

ありがとうございました!!

 


コメント
コメントする








   

最近の記事

検索する

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

検索する