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【使い方のヒント FAP編】北方セレクト - 川村紗耶佳さん -

こんにちは、クドウですエリザベス

 

本日の「使い方のヒント」は川村紗耶佳さんによる北方セレクトでお届けしますキラキラ

 

川村さんは、昨年の「アワガミ国際ミニプリント展2015」に2点出品下さり、うち1点が「藤森実賞」を授賞された方なのですビックリ!

 

ご記憶の方も多い事かと思います。

水性木版の柔かさ、木目を活かした表現が審査員の目を引いた逸品でした手

 

 

今回ご紹介するのは、実はもう1点の方エリザベス

 

受賞作もとても印象深い作品なのですが、個人的にとても気に入って求めさせて頂いたのがこちらなのですちゅん

 

 

『me time 供

 

技法は水性木版画。

こちらの作品に、アワガミエディショニングペーパー「北方セレクト」をお使い下さいました。

 

そこでいろいろお伺いしてみましたマイク

 

旗この紙をセレクトした理由を教えて下さい。

「紙の色、紙の厚みが気に入り使用いたしました。特に紙の生成りの風合いは、自身の作風を引き立たせてくれました」

 

 

旗摺り方の手順やについてお伺いしました。

 

まずは版の手順について、

「版全体を水でぬらす→余分な水分を拭き取る→絵の具をつけて刷毛でなじませる→紙をのせる→摺る」

 

ここは一般的な水性木版画と同じ行程ですね。

 

そして、紙を使える紙にするまでの手順は、

「紙にドーサを引く→乾かす→紙を湿す→摺る」

 

 

この、ご自分でドーサ引きをされる方、どれくらいいらっしゃるのでしょう。

 

場所も必要ですし、ニカワとミョウバンを揃えたり炊いたりと、ちょっと面倒ですよね汗

もちろんあらかじめ滲みどめ効果のある紙もたくさんありますが、万人に使いやすい紙のご用意は、紙屋的には現実的になかなか難しいところ・・・

 

風合いは気に入ったけど自分の技法にはちょっと使いにくい....などという場合、工夫して使えるものにして頂けるということは、とてもありがたいのですちゅん

 

「とても水分を吸収する紙でしたので、強めにドーサ引きをおこない使用しました。ドーサ引きを調整することで墨をたっぷりとのせる日本画でも、版画でも使用できる紙だと感じました」

 

ドーサをすることで滲みどめに加え、表面強度も増しますキラキラ

 

川村さんのこちらの作品は4版。

何度もバレンでしっかり摺るためにも、やはりドーサはあった方が良さそうですびっくり

 

 

「私の場合は、摺る前にドーサを引くなどの工程はありましたが、摺り上がって水張り(一旦水に塗らした紙をパネルに張り付け乾燥させる、版画の最終工程)をした後は、紙自体に存在感があり、作品をよく見せてくれると感じました」

そして

「水分を含みやすいのであまり湿し過ぎないように心がけました」

ということですキラキラ

 

 

ドーサは、市販の液体状のドーサ液を水で1:1で薄めたものを使われ、

「和紙によってや作品のイメージによってドーサをたっぷりぬったり、少なめにぬったりなどドーサの引き方を変えています」

とのこと。

 

穏やかで染み入るような世界観と北方セレクトの組合せ、如何でしょうかひらめき

 

北方セレクトは少し濃いめの色味なので手が出にくい方も少なくないかもしれませんが、絵をのせられるととても個性的な画面を作りだしてくれるような気がするのですにっこり

 

ありがとうございました!!

 

 


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