【開催中】荒木経惟写真展「花遊園(かゆうえん)」at エプサイト
こんにちは、クドウです
連日投稿でしつこいですが、今週、ブログの数だけ通っていますのでお付き合い下さい
いよいよ始まりました
もちろん会場で作品を直にご覧頂きたいのですが、その魅力をわずかながらご案内します
ファインダーの中は、いつでも楽園。
人形やさまざまなフィギュアが花と戯れる、魅惑的な世界。
作家自身が心躍らせながら構築し撮影した「遊びの園」が和紙の豊穣なテクスチャーの醸し出すやわらかな空気を帯びてカラフルな色彩の艶やかさ、水墨画のような静寂、対極の中に浮かび上がります。
77歳を迎えたという荒木氏、1970年以降約500冊の著作を発表され、今年は10数本の個展が次々と予定されているとのことで、精力的に活動を継続されています
本展では「楮 厚口 白」の1118mmのロール幅をめいっぱい使われ、余白もたっぷり取られて自然に垂らしたシンプルな展示方法を取られています。
素材の物質感と作品との一体感、圧巻の構成が見所のひとつではないでしょうか。
作品はフィルムで撮られており、プリントにあたり画像の修正はほとんどされていないとの事。
花とフィギュアによる豊かな色彩に囲まれると、まさに魅惑的な世界に這入り込んだような気にすらなります。
荒木氏のインクジェットによる作品出力は、キューレーターの本尾さんが、荒木氏より絶大の信頼を得てプリントをされているとのこと
和紙をお使い頂いているのは昨年の「淫秋—般若心經惟」からとのことですが、本展示でも続けて表現の素材にお選び頂けたことに嬉しい限りです
会期は6月29日まで。
本展会期中は、通常より30分延長して開催しております。
2017年6月10日(土)〜6月29日(木)10:30〜18:30
(最終日は14:00まで)
ぜひ多くの方に会場にてご覧頂きたいです
お待ちしています
- 2017.06.10 Saturday
- AIJP(アワガミインクジェットペーパー)
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- クドウ