『Crossing Borders with ART 2023』西沢直美さん作品展/時の獣と ひかりの町
こんにちは、コサカです。
今年は一気に冬が到来し、めっきり寒くなりましたね。
ご報告が遅くなってしまいましたが、10月にお伺いした展覧会のお話をさせてください!
Crossing Borders with ART 2023 クリエイター集団KAIHO with ARTと 下北沢アートギャラリーDDD ARTが共催する展覧会にて、アーティスト西沢直美さんの作品にアワガミの和紙をお使いいただきました。
すでに会期は終了していますが、展覧会のレポートを書かせていただきました!是非お読みください(^^)
下北沢の住宅街にある、古民家をリノベーションしたギャラリー「DDD ART」。
個室に分かれた展示になっていて、それぞれのアーティストさんの作品をゆっくりと鑑賞できる、落ち着いた空間でした。
西沢直美/Naomi NISHIZAWA
時の獣と ひかりの町
私達の地球にとてもよく似た世界がある
「百秒」と呼ばれる不思議な獣が住むところ しかし誰もその姿を見た者はいない
金色と銀色のひかりで満たされた 隣の星の話
西沢さんの作品は、日本画の技法をベースにされているそうですが、日本画という領域にとらわれず異素材を画面上で組み合わせた複雑な質感表現にこだわりをもって制作活動をしておられるそうです。
残念ながら、会場では西沢さんに直接お会いすることができなかったのですが、メールやSNSでお話を伺うことができました。
今回の作品に使用した和紙については、、、
「麻落水紙、典具帖紙をアクセントとして使っております。作品をご覧いただいた方々から、この部分は何ですか?とよくお尋ねいただきます。嬉しくてつい説明が長引くことも多いです。」
さらに、日本画との相性についても、、、
「麻落水紙も典具帖紙も、膠を接着剤にして箔の上にコラージュしています。シワを寄せてもちぎってもモロモロにならない紙の耐久性が頼もしいですし、岩絵具との相性も良いと感じています。引き続き、どんどん画面に登場させたいです!」
と、とてもうれしいお言葉をいただきました!ありがとうございます!
作品のディテールです✨⬇
西沢さんは民話などからインスピレーションを得て作品を制作しているのだそうです。キャプションを読みながら作品を拝見していたのですが、そのストーリーと目の前の作品が作り出す幻想的な世界観にぐっと引き込まれました。
西沢直美さんHP Naomi NISHIZAWA lit.link(リットリンク)
今後の作品作りにも和紙をいかしてくださるとのことで、西沢さんの新しい作品をまた拝見できることを楽しみにしています!
- 2023.11.22 Wednesday
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