HOME > アワガミファクトリーだより

白鳳セレクトを使って日本画を描いていただきました!その2

皆様こんにちは、阿波和紙会館 事務局です。

 

去年、日本画家 中川敬先生に

白鳳セレクトを使用した日本画を描いて

いただきました。

 

そして!ついに完成のご報告が(^^)

ブログでご紹介させていただきますね♪

 

 

 

 

 

綺麗ですね…!

秋頃に咲くサザンカ。

同じ花でも、描き方によって印象がそれぞれになり

優しい香りが漂っています。

 

白鳳は筆の吸い付きや、引っかかりが良く

岩絵の具がのりやすいことから、

楽しく描くことができたそうです。

 

スタッフも、現在白鳳セレクトを

使用して日本画を制作中なのですが、

ぼかしがとっても綺麗にできるので、

とにかく描く事が楽しい!

 

コットンが原料に含まれていることから

和紙に浸透しやすいようです。

 

アワガミにはたくさんの種類の和紙があり、

日本画で代表的な麻紙も良いですが、

色んな種類で皆様にも描いていただきたいなと

思いました。

 

今後も中川先生に

色んな試作を描いていただき、

皆様にご覧いただこうと思っております。

中川先生、ありがとうございました!

 

中川敬絵画教室

 

中川敬インスタグラム

 

 

そしてそして、

中川先生、寄り合い作品展にも

出展されるそうです!

 

寄り合い作品展 2018 〜春の文化祭〜

 

阿波和紙会館では楽しいイベントが

盛りだくさんです!

皆様もぜひぜひご参加ください☆

 

 

 


白鳳セレクトを使って日本画を描いていただきました!

 

皆さんこんにちは、和紙会館 事務局です。

 

アワガミファクトリーには、素材の組み合わせなどによりたくさんの和紙を製造しています。

一つの和紙に色んな技法を施すと、その和紙はどんな風に活かされるのか…。

これまでに木版画、シルクスクリーン、水墨画、水彩画などなど、

様々なアーティストさんたちにアワガミを使っていただき、素敵な作品が生み出されています。

 

 

そして今回は、

日本画家 中川敬先生にお願いして、

白鳳セレクトを使った日本画を描いていただけることになりました!

 

中川敬先生のプロフィールをご紹介。

 

中川絵画教室主宰

日本美術家連盟会員

徳島県美術家協会会員

世代美術展協会会員

徳島新聞カルチャーセンター講師

 

…と、毎日多忙に過ごされています。

そんなお忙しい中、描いていただけるので大変感激です!

 

 

今回使われる白鳳セレクトは、厚さ220g/m2、原料楮45%・コットン55%、ph7〜8。

そのまま化粧水をつけて使えてしまうような(笑)、お肌に優しい素材で出来ています。

アワガミ エディショニング ペーパー

今回はサンプラーA4サイズを使用。

白鳳セレクト サンプラー A4

(アワガミ オンラインショップ)

 

 

白鳳セレクトは、製造の段階でにじみ止めを施しており、

日本画にお使いいただけます。

 

今回は骨描きの後、表裏にドーサをしたそうです。

それではいってみましょう♪

 

 

 

 

奇麗き(*^^*)

 

 

骨描きのあと、薄く胡粉下塗り。

次に水干絵の具で下塗り。

絵の具の乗りが良く、ぼかしもしやすいそうです。

 

 

 

 

岩絵の具で空間がらを着彩。

しっかり乗っているそうです。

この時点で素晴らしいのですが、まだまだ完成ではありません!

後日、経過報告をさせていただきます♪

お楽しみに!

 

 

そしてそして…

中川敬先生に、12月24日に行われる

和紙会館のワークショップの講師をしていただいています!

 

◆スペシャルはがきを作って

第29回小学生によるデザインはがき展に

チャレンジしよう!

 

 

 水彩絵の具と和紙の端紙などを使ってはがきをデザインしてみましょう。
また、先生が用意したモチーフも皆で描いてみましょう。
ワークショップで作成したはがきはデザインはがき展に応募できます♪

開催日時:2017年12月24日(日) 13:30〜15:30(予定)
場所:阿波和紙伝統産業会館内 2F図書室
参加費:700円+入館料:一般:300円 学生:200円 小・中学生:150円
講師:中川  敬さん(日本美術家連盟会員・徳島県美術家協会会員)
対象:小学校低学年〜大人
持ち物:水彩絵の具セット・筆記用具・ぞうきん・はがきに描きたい題材・物などを持って汚れても良い服装でお越し下さい。

 

☆電話・FAXで事前にお申し込み下さい☆

[お問い合わせ、ご予約]
阿波和紙伝統産業会館 
〒779-3401  徳島県吉野川市山川町川東141
TEL:0883-42-6120   

FAX:0883-42-6085

E-mail:  hall84@awagami.or.jp
開館:  9:00〜17:00
休館日:   月曜日(祝日の場合は翌日に振替)

 

 

皆様のご参加お待ちしております!

 


柳田 友希さん「Waterscape」/プラチナプリント

みなさん、プラチナプリントって、知ってますか?

私は、恥ずかしながら知りませんでした。

 

アワガミでは、インクジェットプリント用の和紙「AIJP」を開発、販売してきましたが、

プリンターやインク、紙が、多彩に進化する中、プリントの原点とも言えるプラチナプリント

が、再び注目されるようになったのです。

 

アワガミでは、プラチナプリント用の紙を開発するにあたり、いろいろと試してご意見をいただきながら、

製品化にたどりつきました。

 

アワガミ・プラチナプリントペーパー

http://platinum-print.com

 

オンラインで販売すると間もなく、柳田 友希さんよりご注文をいただき、

プラチナプリントペーパーに対する貴重なご感想を柳田さんにお聞きすることができました。

 

 

 

こちらの作品は、「Waterscape」というシリーズで、

柳田さんには、プラチナプリントペーパーの中でも「三椏」を、お使いいただいています。

 

 

「プラチナペーパーは、デジタルネガ+サイアノタイプにて使用させていただいております。

独学で始めたばかりですので、あまり詳しい知識があるわけではないですが、

水彩紙を十数種類、和紙も数種類試用した中では、その中でもプラチナペーパーは、

コントラスト・シャープが強く、和紙の独特な質感も当然あり、用紙と和紙の良い部分を

いいとこ取りしたような、魅力的で素晴らしい商品だと感じております。

 

水彩紙だと、光沢を持った紙はないので、この光沢感も魅力の一つであると感じました。」

 

 

柳田 友希さんの、アワガミプラチナペーパー三椏でプリントいただいた小作品が9点、

9/15-18まで、六本木・アクシスギャラリーでのグループ展にて展示販売されることになりました!

http://www.axisinc.co.jp/building/eventdetail/604

 

プラチナプリントの世界を、ぜひ、ご覧ください。

 

 

柳田 友希さんHP

http://tomokiyanagida.wixsite.com/photograph

 

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存


【ご案内】町田良太作品展「虚空の庭」at space 2*3

こんにちは、クドウですエリザベス

 

ご案内がすっかり遅くなりました・・・

なんとあと3日!!

 

町田良太作品展「虚空の庭」

20689569_1458127270940985_8702909482519936933_o.jpg

 

「虚空」とは、色もなく形もないが全てのものが存在しうる場所という、仏教思想の概念です。

矛盾しているように見えるこの概念と虚空という空間の中に、物質がどのように存在しえるのだろうということをテーマに、町田良太は長年取り組んできています。

「虚空」の中の庭の花を表現した作品で、作家自らが和紙に手焼きをした、プラチナパラジウムプリントの写真を展示いたします。


会期:2017年8月22日(火)〜8月27日(日)  入場無料 会期中無休
開場時間: 火〜金曜日 12:00〜19:30 土日 12:00〜18:00 
会場:Space 2*3  東京都中央区日本橋本町1-7-9

 

町田さんはAIJP(アワガミ インクジェットペーパー)もご愛顧下さっているのですが、この度の展示では「アワガミプラチナペーパー」をご利用下さいましたちゅん

P8230002.JPG

 

雁皮と三椏、2種類あるのですが、こちらはうっすらと生成色が残った雁皮。

P8230003.JPG

 

P8230009.JPG

 

画像で判りにくいのですが、フレームの背面にLEDを仕込み、ほんのりとした透過光を活かした町田さんオリジナルの演出ですちゅん

P8230011.JPG

 

こちらは雁皮に比べ、やや漂白して白い表情。

表情の差を使い分けしてご利用されています手

P8230010.JPG

 

町田さんが繰り広げる世界観にはファンも多く、私も個人的に大好きなのですエリザベス

探究心も人一倍高く、いつも精度の高い展示をされていることにも注目ですひらめき

 

今回の制作の多くは田村写真さんにて、町田さんご本人がプラチナプリントをされたとのこと。

http://www.tamurasyasin.com

田村さんにはアワガミプラチナペーパーの開発時にもいろいろご協力頂きました。

様々なオルタナティブプリントのワークショップを定期的に開催されていますので、ご関心のある方はぜひ。

もちろん、プラチナプリントによる作品制作サービスもご利用下さい

 

展覧会は27日(日)18:00まで!!

ぜひお立ち寄り下さいさようなら


【阿波紙と版表現展2016 1期 レポート】オープニングイベント編

こんにちは、クドウですエリザベス

先週から和紙会館でスタートしました「阿波紙と版表現展2016   - 東京造形大学×RISD - 」のレポートを順次お届けいたしますキラキラ

http://printshow.awagami.jp

 

【第1期】
会場:一般財団法人 阿波和紙伝統産業会館 展示室  

会期:2016年12月17日(土)〜2017年1月9日(月・祝)
開館時間:9:00〜17:00  休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)

 

今回の開催に際して、素材は「アワガミエディショニングペーパー」を用い、展示構成は国内外の美術学校とのコラボ展にしたいという想いがあり、国内ではご縁続きの東京造形大学は生嶋順理先生に相談させて頂き、海外はやはりここ数年、手漉き和紙研修で一行を連れてきてくれるアメリカの美術学校、RISD(ロードアイランド スクール オブ デザイン)のDaniel Heyman先生に相談させて頂きました。

 

そして搬入からオープニングイベントには、東京造形大チームから生嶋先生をはじめ、計5名の出展者の皆さんがお越し下さいましたわーい

 

旗1日目は銅版画でポストカードサイズのワークショップを。

銅版画は凹版(版に凹みをつけて、そこにインクを詰めてプレス機で刷り取る、という技法)ですが、ニードルなどで掘って溝をつくる以外にも、薬剤を使ってこのように↓地模様のある素材を押し当ててその模様を写し取って版にする方法もあるのですねレッド

PC171173.JPG

 

絵心無いと版なんて作れないなぁとか思っていましたが、手を動かし出すとあれこれ工夫も浮かんできそうですちゅん

IMG_0556.jpg

 

版が出来た後でのインク詰めと余分なインクの拭き取りになかなか時間がかかりますが、この地道な集中タイムが性格に合うかどうかが、どの版種を選ぶかというところに影響しそうな!?

PC171190.JPG

 

ワークショップはアワガミのプリントラボで開催しましたが、暖房設備が充分ではないラボは寒く、版の腐食に時間がかかってしまいました・・・

皆さん滞在中、集中して急に寒くなり、高越山には雪も残念

 

最後はご満足頂ける仕上がりになりましたでしょうかキラキラ

PC171185.JPG

 

そして夕方からは会場に戻ってオープニングレセプションを。

皆さんから作品や制作にまつわるお話、紙への忌憚ないコメントなどを頂きましたちゅん

 

ひらめき生嶋先生

 

ひらめき櫻井想さん

15442341_1041366849322969_6956987724242883878_n.jpg

 

ひらめき市野悠さん

15253617_1041367032656284_802269562920321028_n.jpg

 

ひらめき下山健太郎さん

15621849_1041367019322952_9021103376525063525_n.jpg

 

ひらめき田中茜さん

 

生嶋先生には来られなかった出展者の方の解説もフォロー頂きました。

ありがとうございましたおじぎ

 

旗そして2日目

アワガミのプリントラボにはいくつかの版画用プレス機があるのですが、オフセット校正機も1台所有しています。

こちらは、刷り師として多くの活躍をしてこられた木村希八さんの工房より2年前に銅版画の電動プレス機と共に譲り受けたもので、著名な版画家の作品を本機で制作されてきたと伺っています。

 

版画制作用としてはリトグラフの制作に利用出来るのですが、プレス機としては特種であるため一般的には使いこなせる人は稀少であるため、どう扱っていこうか思案し、まずは稼働出来る機会がないか模索していたところでもありました。

 

生嶋先生は学生時代に同様の校正機での制作もしていたことから、今回無理をお願いしまして本機によるデモンストレーションを叶えて頂きましたちゅん

 

木村工房から届いた状態のままでいたため、運搬時に分解した際にブランケット(版を転写するゴムローラー部分)の位置がズレてしまっていたため、その修正、台のバランス等々、同行の助手さんたちと一緒に調整までお手伝い頂き、念願の稼働へキラキラ

PC180062.JPG

 

校正機のいいところは、通常のリトグラフの刷りの場合、版への描画は反転させておく必要があるのですが、校正機は版から直接紙に刷り取るのではなく一度ブランケットに版を移し、ブランケットから紙へと転写するので、描いた向きの仕上がりとなる点だそうです。

PC180050.JPG

 

他にも裏ワザ的に多様な使い方が出来るそうで、使いこなせば面白い創作が出来るのだとか。

使い出したらハマりそうな感じゆう★

 

ひとまず問題なく稼働できたことでホッ・・・

ブランケットなどメンテナンスも必要ですが、また継続して動く日が出来るように考えていきたいところですエリザベス

 

 

今回のデモの版は出展者の下山健太郎さんによるもの。

和紙会館のショップでカレンダー用台紙を購入下さり、こちらにも刷られましたきらきら

ラボにも1枚頂きましたので、来年1年使わせて頂きますキラキラ

 

搬入から3日間、皆さんにはお付き合い頂きました!!

 

和紙会館での展示は1/9(月・祝)まで続きます

ぜひお立ち寄り下さい手

 

次回は個々の作品をご紹介していきますさようなら


【開催中】「阿波紙と版表現展2016 - 東京造形大学×RISD - 」

こんにちは、クドウですエリザベス

 

開催しました!!

 

「阿波紙と版表現展2016   - 東京造形大学×RISD - 」

http://printshow.awagami.jp

 

この度、アワガミファクトリーでは「阿波紙と版表現展2016 — 東京造形大学×RISD」を開催致します。

私共は、アートの素材としての和紙の可能性を探り、より幅広い層、幅広い表現へ向けた素材の開発と周知をひとつの柱としながら、中でも教育機関との連携を通じ、若手アーティストに和紙がより馴染み深い存在となることに期待を込めた活動にも注力してまいりました。

この度は、東京造形大学及びRISD(Rhode Iland School of Design)の関係の気鋭のアーティストによる「アワガミ エディショニングペーパー」を用いた版表現をご覧頂きます。 

 

本展は1期として徳島の和紙会館、2期に東京の文房堂ギャラリーを巡回致しますが、まずは1期がスタートしましたキラキラ

 

【第1期】
会場:一般財団法人 阿波和紙伝統産業会館 展示室 
 

会期:2016年12月17日(土)〜2017年1月9日(月・祝)
開館時間:9:00〜17:00  休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)

 

搬入からオープニングに際して、東京造形大学より生嶋順理先生をはじめ出展の皆さんがはるばる和紙会館までお越し下いましたちゅん

PC181237.JPG

 

オープニングやワークショップなどにもご協力頂きましたが、その様子はまた追々エリザベス

まずは会場風景を少しご案内しますひらめき

 

「アワガミエディショニングペーパー」シリーズは、伝統的な和紙の主原料のほか、竹やコットンなどの非木材繊維も用い、素材の違いによる表情と風合で10種類のラインナップで構成しています。比較的小振りな規格に統一したことで、選びやすさと気軽さイメージし、エディション制作に使われることへの思いから「アワガミエディショニングペーパー」と名付けました。

 

PC181351.JPG

 

PC181322.JPG

 

比較的小振りな紙なシリーズなので寂しくないかな...と少し気掛かりだったのですが、心配無用でした手

 

PC181356.JPG

 

今回、東京造形大学からは8名、RISDからは11名が出展下さいましたおじぎ

 

PC181336.JPG

 

今回、日米2校による出展ですが、レイアウトは敢えて分けずに、バランスを見ながら調整されています。

 

PC181342.JPG

 

そして年をまたぎまして1月後半の2期、文房堂ギャラリー(東京)での最終日には、RISDのダニエル先生も参加の出展アーティストによるゲストトークの開催も予定していますちゅん


【第2期】
会期:2017年1月23日(月)〜1月28日(土) 10:00〜18:30(最終日 17:00)

会場:文房堂ギャラリー  101-0051 千代田区神田神保町1-21-1
http://www.bumpodo.co.jp

■1/28(土)15:00〜16:30:出展アーティストによるゲストトーク

 

ぜひいずれかの会場に足をお運び頂きたいですビックリ!

こちらでも、第オープニングイベントの様子や出展作品についてを続けてレポートしていきたいと思いますさようなら

 

 

最後になりましたが、本展開催にあたり、アーティストの人選及び各種調整について、東京造形大学の生嶋順理氏、RISDのDaniel Heyman氏に多大なご協力を賜りました。

この場をかりて厚く御礼申し上げます。

 


典具帖ロールを使った絵画作品/飯田 文香さん

オンラインストアのお客様、飯田 文香(いいだ あやか)さんに、典具帖ロールをたくさん

ご注文をいただき、どのような使われ方をされるのか気になり、お伺いしたところ、

作品のお写真を送っていただきました。
 

 

典具帖をどこに使われているのかが気になり、教えていただきました。


「下地にパステルで描いた下描きに、一層典具帖を貼り、岩絵の具で仕上げました。
下描きの線がそのまま定着されて、箔は裏箔のような効果が得られるのでよく使
用しています。
これから、幅4mの作品に薄い典具帖を使用させて頂く予定です。」

 

このような典具帖の使われ方があることを、初めて知りました。

 

この独特の透明感は、典具帖による効果でしょうか。。。

 

これからも、素敵な作品を作ってくださいね。

飯田 文香さん、ありがとうございました。

 


【使い方のヒント FAP編】SH-16 北方 - 鈴木智惠さん -

こんにちは、クドウですエリザベス

 

本日の「使い方のヒント」は鈴木智惠さんが制作されたリトグラフ作品にてお届けしますキラキラ

 

鈴木さんの作風は実に個性的で、今年出展された「PAT in Kyoto 京都版画トリエンナーレ2016」での出展作家紹介に詳細が述べられていますが、そのモチーフとなる衣服は、鈴木さんが自作されたそのものなのです。

 

 

鈴木さんは、昨年の「アワガミ国際ミニプリント展2015」では賞候補と優秀賞を 祝い!

 

そして2013年の同展でも優秀賞を授賞され、今まさに活躍目覚ましい若手作家の1人でもありますキラキラ

 

 

とても印象的な鈴木さんの一連の作品ではアワガミもよくお使い下さいますちゅん

技法はリトグラフ。

 

今回は「SH-16 北方」を使われた作品について、いろいろ伺ってみました。

 

 

旗この紙をセレクトした理由を教えて下さい。

「他の多くの雁皮紙と比べて紙の黄色が濃く、めずらしかったので、使ってみたいと思いました。他の雁皮紙は、紙色が乳白色に近い淡い黄色の商品が多いです」

 

 

旗摺り方の手順やについてお伺いしました。

「初めにSH-16 北方を使って1版で摺り上げます。それを乾燥させた後、あらかじめ水張りしておいた白い版画紙(今回の作品は竹和紙170g版画用)に裏打ちして仕上げます」

 

エディションは作品の大きさにより異なりますが、15〜50枚とのこと。

 

▲作品の余白部分は竹和紙170g、作品のイメージ部分がSH-16 北方で仕立てられています。

 

 

「SH-16 北方」の主原料はフィリピン雁皮です。

日本の雁皮と特性はやや異なり、雁皮ほどの光沢感と繊維の緻密さはありませんが、やはりきめの細かい肌合いが感じられるのですエリザベス

 

「この紙は、多く販売されている極薄い雁皮紙ではありません。厚みがあり、光沢も抑えられていますが、一般的な雁皮紙と比べて厚いので扱いやすいです」

 

 

↓こちらでもご案内しましたが、猖綿瓮轡蝓璽困魯侫リピン雁皮が主原料なのですが、やや表面強度が弱いのです。

ひらめき【使い方のヒント FAP編】北方セレクト - 川村紗耶佳さん -

 

「この紙は版から紙を剥がす際に毛羽立つことがありますので、多色擦りには注意が必要です。油性インクによる単色擦りや、2版までの方にお勧めです」

 

 

そして、個性の強い紙色。

「紙色が濃く、主張しますのでコントラストの強い作品に使用します」

 

モノトーンでの表現に、特にお選び頂く事の多い「SH-16 北方」。

その特徴期な濃色は、画面をぐっと締めてくれる効果もあるのではないかと思っておりましたが、

 

「作品に深みを表現したい方にお勧めします。通常、淡い黄色味の雁皮紙をご使用の方は、同じ版を使って、この紙で試擦りをされると、その違いに驚かれると思います。リトグラフの他、銅版画の方にお勧めです」

 

とのことですちゅん

 

 

モチーフは衣類という静物ですが、鈴木さんの作品からは、このタイトルに込められた想いや、人の影が見えるような気がしますよねにっこり

 

ありがとうございました!!

 


【使い方のヒント FAP編】北方セレクト - 川村紗耶佳さん -

こんにちは、クドウですエリザベス

 

本日の「使い方のヒント」は川村紗耶佳さんによる北方セレクトでお届けしますキラキラ

 

川村さんは、昨年の「アワガミ国際ミニプリント展2015」に2点出品下さり、うち1点が「藤森実賞」を授賞された方なのですビックリ!

 

ご記憶の方も多い事かと思います。

水性木版の柔かさ、木目を活かした表現が審査員の目を引いた逸品でした手

 

 

今回ご紹介するのは、実はもう1点の方エリザベス

 

受賞作もとても印象深い作品なのですが、個人的にとても気に入って求めさせて頂いたのがこちらなのですちゅん

 

 

『me time 供

 

技法は水性木版画。

こちらの作品に、アワガミエディショニングペーパー「北方セレクト」をお使い下さいました。

 

そこでいろいろお伺いしてみましたマイク

 

旗この紙をセレクトした理由を教えて下さい。

「紙の色、紙の厚みが気に入り使用いたしました。特に紙の生成りの風合いは、自身の作風を引き立たせてくれました」

 

 

旗摺り方の手順やについてお伺いしました。

 

まずは版の手順について、

「版全体を水でぬらす→余分な水分を拭き取る→絵の具をつけて刷毛でなじませる→紙をのせる→摺る」

 

ここは一般的な水性木版画と同じ行程ですね。

 

そして、紙を使える紙にするまでの手順は、

「紙にドーサを引く→乾かす→紙を湿す→摺る」

 

 

この、ご自分でドーサ引きをされる方、どれくらいいらっしゃるのでしょう。

 

場所も必要ですし、ニカワとミョウバンを揃えたり炊いたりと、ちょっと面倒ですよね汗

もちろんあらかじめ滲みどめ効果のある紙もたくさんありますが、万人に使いやすい紙のご用意は、紙屋的には現実的になかなか難しいところ・・・

 

風合いは気に入ったけど自分の技法にはちょっと使いにくい....などという場合、工夫して使えるものにして頂けるということは、とてもありがたいのですちゅん

 

「とても水分を吸収する紙でしたので、強めにドーサ引きをおこない使用しました。ドーサ引きを調整することで墨をたっぷりとのせる日本画でも、版画でも使用できる紙だと感じました」

 

ドーサをすることで滲みどめに加え、表面強度も増しますキラキラ

 

川村さんのこちらの作品は4版。

何度もバレンでしっかり摺るためにも、やはりドーサはあった方が良さそうですびっくり

 

 

「私の場合は、摺る前にドーサを引くなどの工程はありましたが、摺り上がって水張り(一旦水に塗らした紙をパネルに張り付け乾燥させる、版画の最終工程)をした後は、紙自体に存在感があり、作品をよく見せてくれると感じました」

そして

「水分を含みやすいのであまり湿し過ぎないように心がけました」

ということですキラキラ

 

 

ドーサは、市販の液体状のドーサ液を水で1:1で薄めたものを使われ、

「和紙によってや作品のイメージによってドーサをたっぷりぬったり、少なめにぬったりなどドーサの引き方を変えています」

とのこと。

 

穏やかで染み入るような世界観と北方セレクトの組合せ、如何でしょうかひらめき

 

北方セレクトは少し濃いめの色味なので手が出にくい方も少なくないかもしれませんが、絵をのせられるととても個性的な画面を作りだしてくれるような気がするのですにっこり

 

ありがとうございました!!

 

 


【使い方のヒント FAP編】竹和紙 版画用 250g - 前田愛美さん -

こんにちは、クドウですエリザベス

 

早速ですが ちゅん

 

阿波和紙をご愛顧頂いている皆さま、今後ぜひご利用頂きたい皆さまへ、使い方のコツ的な情報をお届けしたいと思っていましてエリザベス

 

不定期ではありますが、『使い方のヒント』としまして、お使い頂いた方々からの作例とコメントを皆さまにもお伝えさせて頂きますひらめき

 

 

第一弾は、銅版画で制作をされる前田愛美さんより頂いたコメントよりキラキラ

 

前田さんの直近の展示で出展されていたうちの1点を、竹和紙 版画用 250gに刷って頂きました!!

 

 

「vs or ≒」(2016年3月 at ガレリア グラフィカ vis )

http://www.gg-bis.com/ex/dm16/1603_vs.html

 

 

 

『ペン先』  

使用紙:竹和紙 版画用 250g

 

実はこれ以外で「竹和紙 版画用 170g」「竹和紙セレクト」と3種類をお送りして選んで頂いたのですが、

 

「どれも刷ってみたのですが、一番厚い250gのものを作品としてお渡ししています。 170gと竹和紙セレクトは薄かったので、私の作品にはあまり合わず、、」

 

竹和紙シリーズは、繊維の特性からきめ細かな線も刷り取りやすいということで、特に銅版の方に定評があります。

 

一見硬そうなので海外のコットン紙と同様にたっぷり水分を与えてしまいがちなのですが、実は水分も含みやすいのです。

↑実際に使われた方のウケウリなのですが、ここをお伝えしそこねてました...)

 

 

前田さんはどうされたかと言いますと、

 

 「湿し方は、バットに直接ドボンと一時間程入れました。凄く水を吸って、する前に吸い取り紙である程度余分な水分を取るのですが、プレスしたときに凄くジューシー?で驚きました。当て紙とかすればよいかな?と思いました。 またはスプレーで湿すほうが良いかもしれません。(それはまだやっていないのでなんとも言えないのですが)」


 

ただ、刷った時には扱いにくさもなかったとの事ですOK

 

 

 

「タフで丈夫で繊細なので、凄く腐食の深いものでも、腐食の浅い傷でも吸いとってくれていいな!と思っています。拭き取りは念入りにしなくては!とも思いました」

 

この爐佞取りは念入りに瓩箸蓮∪祥里了罎鉾罎戮篤陲蕕いので細かい傷や油膜でも吸い取られてしまうため、版に残ったインクを拾いやすいためだそうです。

 

「いつもよりインクのふき取りを多めにしました。 ハーネミューレで同じ版を刷った場合、擦り切れない表情も竹和紙なら擦りあげることが可能なのですが、逆に色が乗り過ぎて油膜掛かった作品になるので注意が必要かなと思います」

 

 

 

デッサンのようなタッチを銅版で描かれた「ペン先」、楽しみながら制作に向かう前田さんのにこにこした表情が浮かぶようで、展示の中で一目惚れした1点なのですにっこり

 

また次回の発表の機会を楽しみにしていますわーい

 

ありがとうございました!

 


| 1/9PAGES | >>

最近の記事

検索する

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

検索する