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【ご案内】荒木経惟展「淫秋 般若心經惟」

こんにちは、クドウですエリザベス

 

AIJP(アワガミ インクジェットペーパー)をお使い頂いた展示企画のご案内ですキラキラ

 

アラーキーこと荒木経惟氏の展示でAIJPを使って頂けるかも...という話を小耳に挟んだのが6月頃。

それから密かにいつかいつかと楽しみにしていましたちゅん

 

 

荒木経惟展「淫秋—般若心經惟」

 

会期:2016年9月9日〜11月11日(金)13:00〜19:00 月曜・火曜休 

会場:アートスペースAM   http://am-project.jp

   〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-33-14 神宮ハイツ#302

 

 

モチーフである教典「般若心経」は、『西遊記』の基となる『大唐西域記録』を著わした僧・玄装の

訳した全巻600から成る「大般若経」のエッセンスが、260余文字にまとめられ、大乗仏教の根本として

普及したもので「般若」は智慧を、「波羅蜜多」は「悟りを開く」ことを意味しています。

幾多の解釈書のどれをひもといても、この世のすべては「無」であり、悟りは自らの中にある。

なにごとにもとらわれることなく、自らの道を真摯に生きていきなさい、というメッセージが、深遠な

意味を持つという一文字一文字から浮かび上がってくるとあります。

荒木氏の、見事な表現力、斬新な冒険心とあいまって、豊かな活力が溢れます。

 

 

ようやく行ってきましたー走れー!走れー!

 

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プリントした写真に書で「般若心經」をしたためた今回の作品に、AIJPは「楮 厚口 白」をご利用頂きました。

 

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魅力的で躍動感のある筆致と写真との組合せから構成された、パワフルな作品群に見入ってしまいましたびっくり

 

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写真と書の組合せは時折拝見するようになってきましたが、斬新さと引き込まれるような存在感に圧倒されます。

 

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こちらのギャラリーにおじゃまするのは初めてだったのですが、個性的なしつらいは、今回の作品に合わせて生まれたような空間で、なんだかドキドキしながら拝見してきましたエリザベス

 

ぜひぜひ、この会場の空気感を皆さんにも味わって頂きたいです。

会期は11月までと長いので、ぜひお立ち寄り下さい!!

 


徳島の作家・aun mikotteさん 「70色セット」で作ったハンドメイド作品

アワガミの地元・徳島県の aun mikotte さんをご紹介します♪

 

aun mikotte さんは、「70色セット」を使って、こんなかわいらしいハンドメイド作品を

作られます。

 

以下、aun mikotte さんの解説付きで、ご紹介させていただきます。

 

 

サイズ:縦約5cm、横約7cm、まちが約3cm

ワンポイントの花や持ち手も和紙で作られたそうです。

 

 

こちらは、“ちょこっと和紙袋” サイズ:縦約10cm、横約7cm

麻のひもでくくってラッピングします。

 

 

和紙をもみ紙にして、ミシンで縫って袋状にしました。

なんとか袋状にしたいと思い、のりではなく縫ってみると

どうなるのだろうと思い縫ってみました。

縫ってひっくり返して袋状に仕上げています。和紙はとても

丈夫なので、破れず、きれいに仕上がりました。

 

 

飴やチョコなどを入れて、渡すのにもってこいな紙袋です。

阿波和紙には、以前より興味があり何かで関わることができないのかと思っておりました。
いろいろとハンドメイド品を作っていきたいと思います。

喜んでもらえると、作ったかいがあったなぁと思います。

 

 

 

aun mikotte さん、これからもどんどん新作をお待ちしています!

このたびは、とってもキュートな作品を見させていただき、ありがとうございました♪

 

 

 

 


【行ってきました】芦田みゆき展「南南東」at 表参道画廊

こんにちは、クドウですエリザベス

 

行ってまいりました走れー!走れー!走れー!

 

 

芦田みゆき展 
『南南東』

 


会期:2016年8月29日(月)〜9月10日(土)12:00-19:00(最終日17:00まで) 日曜日休廊
会場:表参道画廊

   東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウムB-02 〒150-0001
   Tel 03-5775-2469
企画:竹下都+表参道画廊

協力:小宮山裕(デザイナー)川口晴美(詩人)

http://www.omotesando-garo.com/link.16/asida.html

 

 

会場レポートお届けしますキラキラ

 

こちらでの展示の作品の一部に、AIJP(アワガミ インクジェットペーパー)より、手漉き紙「びざん」をお使い頂きましたちゅん

 

 

 

こちらですキラキラ

 

詩と写真との組合せで群で魅せる1コーナーにてちゅん

 

 

アワガミ出力サービスにて、縁なし印刷をさせて頂きました手

 

 

 

また、会場では手作りの写真集の販売も行われています本

 

こちらも中身の一部にアワガミをお使い下さいましたおじぎ

 

 

展示をされていた会場イメージを彷彿とさせられるように、、という工夫をされたとのこと。

 

こちらでお使い頂いたのは、白峰竹和紙(版画用)170g

デザイナーの小宮山さんのお宅のレーザープリンターでプリントされた後、四方を水切りされたとのことびっくり

 

【参考】水切りの方法

http://awagami.jugem.jp/?eid=1013​

 

こだわりの逸品なのですOK

 

 

Kindleにても「南南東」の一連の作品をごらん頂けます!!

 

Kindle「南南東」

 

 

ひらめき9月9日はイベントとして「演奏+映像+トーク」が催されます。

 

ぜひご参集下さいビックリ!

 

9月9日(金)19:15〜20:30 ¥2,000
藤枝守(作曲)×砂原悟(クラヴィコード演奏)×芦田みゆき
要予約=30名/お申込はメールにて
⇒ info@omotesando-garo.com 


中田啓瑛さん写真展 アワガミAIJPにプリント 大好評にて終了

中田 啓瑛さんの写真展「十四年展・ケイヨウの写真展 〜花と背中と小さな瞳のストーリー〜」

が、大好評のうちに終了致しました。

 

啓瑛さんのお母様より、素敵なお手紙と写真展のご様子を送っていただきましたので、

みなさんにも少しご紹介させていただきます。

 

 

先日の息子の写真展では、大変お世話になり、ありがとうございました。

全120点を、アワガミにプリントし、展示にも強制紙の台紙を使った展示方法にしましたが、

 

 質感が温かく、色が優しくていい

 額に入れず、和紙に展示することで、作品と見る側の距離が近く感じる

 

など、たいへん好評で、地元、京都新聞やヤフーニュースで、大きくご紹介いただきました。

おかげさまで、二度目の展示会ながら、200名の方が訪れて下さり、好評のうちに終わりました。

 

 

和紙を使用したいと思った経緯は、私の父方の祖母が、夫亡き後、家計を支えるために

阿波和紙の工場(御社前身)で、働いていたことによります。

 

 

台紙に使ったビニール引きの強制紙は、

小物を作るには多すぎたので、こちらを使いました。

両面テープを貼っても綺麗にはがせるし、しっかりしているので

また来年もこのまま使えます。

 

 

展示会場の1928ビル 同時代ギャラリーのブログでも

和紙のことが掲載されていますので、ご高覧下さい。

 

http://dohjidai.seesaa.net/article/440896142.html

 

 

 

中田さん、次回も、楽しみにしています。

素敵な作品、ありがとうございました!!

 


【ご案内】芦田みゆき展「南南東」at 表参道画廊

こんにちは、クドウです エリザベス

 

詩人でもあり写真家でもある、芦田みゆきさんの個展のご案内をさせて頂きますキラキラ

 

 

 

芦田みゆき展 
『南南東』
写真を撮ることを始めて8年になる。 
それ以前は20年以上にわたって詩を書いていた。ようやく写真のなかで自分が自由になったと感じられる よう になった今、2つの表現手段の本質的な違いは何だろうと考える。  
おそらく、それは〈速度〉だ。  
写真は速い。私自身が気づくより速く、神経の伝達のような速度で反応している。あとになって自分が撮った写真と向き合うとき、やっと私は「私」と向き合い、見て、知ることが可能になるのだ。  
ある日、私は遠いところで〈赤〉が走るのを感じた。とても強く。なのに目でとらえようとすれば風のよう に、幻のように、逃げていく。それが何なのか、追っていきたいと私は切望した。  
写真展『南南東』は〈赤〉に近づくための試みである。  
撮影を通して追いかけた〈赤〉は、現実の何かではなく出来事そのものの感触があった。もしかしたらそれは忘れられた私の〈詩の言葉〉の再来だったのかもしれない。詩は、いつも遅れてやってくるのだ。だから2つの速度を、写真と詩を、この空間で出合わせて展示し たいと考えた。2つの速度がぶつかって渦巻くなかに、私がとらえたものは現れる。

 


会期:2016年8月29日(月)〜9月10日(土)12:00-19:00(最終日17:00まで) 日曜日休廊
会場:表参道画廊
   東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウムB-02 〒150-0001
   Tel 03-5775-2469
企画:竹下都+表参道画廊
協力:小宮山裕(デザイナー)川口晴美(詩人)

 

本展ではAIJP(アワガミ インクジェットペーパー)より手漉き紙「びざん」をお選び頂き、アワガミプリントサービスにてプリント制作をさせて頂きましたちゅん
A3サイズを、縁なし印刷にて仕上げさせて頂いていますちゅん

 

【会期中イベント】
■オープニング:8月29日(月)
18:00〜 オープニングレセプション
19:00〜19:45 オープ二ング・トーク(無料)稲垣諭(哲学者)×芦田みゆき 

■演奏+映像+トーク:9月9日(金)19:15〜20:30 ¥2,000
藤枝守(作曲)×砂原悟(クラヴィコード演奏)×芦田みゆき
要予約=30名/お申込はメールにて
⇒ info@omotesando-garo.com 

 

芦田さんとは個人的に友人なのですが、その詩と写真の世界観は魅力的で、とても精力的に創作に打ち込まれながらチャーミングきらきらという、作品も女性としてもすてきな人なのですエリザベス

 

ぜひご高覧下さい手

【レポート】第34回☆手漉き和紙研修会

こんにちは、クドウです エリザベス

実に1ヶ月以上ぶりのブログ更新 えへ 

 

さて ビックリ!

 

夏のアワガミといえば「手漉き和紙研修会」手

 

今年でなんと34回目を迎えましたわーい

 

近年はお盆休みにかけて実施していましたが、猛暑すぎてかなりハードにつき、今年は少し送らせて8/16〜20の5日間で開催しました。

遅ればせながら、駆け足でレポートします!!

 

いきなり集合写真ですが、今年は11ヶ国から19名の参加者にお越し頂きましたちゅん

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アメリカ、イギリスはもはや普通。

少数派では、エクアドル、ペルー、ギリシャなどからもゆう★

 

 

このメンバーで、楮(こうぞ)の黒皮状態↓のものがどのような行程を経て和紙になるのかを、原料処理から紙漉き、乾燥までを一環して研修して頂きます筋肉

 

 

研修期間は5日間

ほぼ県外・海外から来られている方ばかりなので、夜はたーーーっぷり時間がありますよねちゅん

....ということで、夜にもセミナーやワークショップをみっちりスケジューリングしました!!

 

 

旗1日目:8月16日

昼の講座:白皮づくり、煮熟(しゃじゅく)

夜の講座:和紙セミナー

お昼過ぎのスタートで、早速に楮の皮剥ぎから作業開始です。

 

1人500gの黒皮をお渡しし、その表皮と内側の青皮をナイフで削ってもらいます!!

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この最初の作業がけっこう難関で、だいたい予定時間をオーバーします・・・

今日中に煮熟まで進まないといけないので、「あと○分ー!」とハッパかけますゆう★

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なんとか白皮が仕上がり、続けてまずは充分洗います。

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今回は原料の乾燥目分量で約15%のソーダ灰で煮熟しました。

 

最初に1人500gの黒皮を持っていましたが、皮を削ったり洗ったりで当初の原料よりも重量は減っています。

本来は白皮作りからすぐ煮熟ということはないので、通常は乾燥状態の白皮を計測して適性なソーダ灰の量を計算出来るのですが、今回は連続して作業を進めるため、ここはもう経験値から予測で乾燥目分量を割り出します。

固すぎず、煮すぎず、程よい煮加減を目指します!

 

お料理と一緒ですねーにっこり

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ここまでで17時半!!

あとはクツクツと火加減を見ながら煮ていきますが、夜は続けて皆さんの宿まで追いかけて和紙セミナーを実施した次第ですエリザベス

 

 

旗2日目:8月17日

昼間の講座:楮の塵取り、打解、紙漉きデモンストレーション

夜の講座:和紙の染め

 

昨日の楮、上手に煮えました OK

ソーダ灰などのアルカリ液で煮る事で、繊維の1本1本をくっつけている物質を液に溶かし出すんですね。

 

充分柔らかくなっていますので、必要以上に繊維を傷めないように、丁寧に残った夾雑物を取り除いていきます。

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いい具合に曇天につき、外で作業して頂きました。

 

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はい、続いては打解(楮打ち)です。

煮熟によって柔らかくなった楮繊維を叩いて刺激を与えることで、皮状になっている楮を繊維の1本1本に分散させる行程です。

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ただひたすら打ちまくるという、けっこうハードな作業だったりします汗

(私はデモで1回やって見せてから逃げました)

 

皆さんは、自分たちが漉く原料ですからねーちゅん

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昨日の白皮づくりでは遅延ぎみでしたが、今日の作業は順調手

 

昼の部、最後は明日からの紙漉きに備えてデモンストレーション&トライですキラキラ

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理事長の藤森によるデモンストレーションの後、順番に1人づつトライしていきます。

明日の予習になったでしょうか?

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そして夜の講座は、参加者によるスライドトークキラキラ

参加者の方にはエントリー時に、何かお話出来ることがあるかどうかをお伺いしています。

ランチタイム中を予定していたのですが、今回かなり多くの方がYesとして下さっていたため、ランチタイムは各日1名のほか、この日にとりまとめさせてもらいました。

 

約2時間の間、6名がご自分の活動についてを様々語って下さいましたエリザベス

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旗3日目:8月18日

お昼の講座:紙漉き

夜の講座:和紙の染め

 

今日、明日はみっちり紙漉き!!!!!!

19名、ペアで紙漉きをして頂きますので、漉き舟セットは10組セッティングしました。

 

和紙会館、余すところなく使っていますキラキラ

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紙漉き1日目の午前中は、「原料入れるのはこれくらい?」とか「ネリはこのボール何杯入れるんですか?」とか「どうしてこうなっちゃうの〜」とか質問がバンバンくるので、先生を増員!

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藤森理事長に加えて伝統工芸士で紙漉き歴21年のさとみさんにも参加してもらい、しっかりアテンド筋肉

 

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今日までは練習用でこちらで用意した楮原料を使ってもらいましたが、明日はいよいよ自分たちで原料処理した楮で紙を漉いてもらいます手

 

連日慣れない作業ばかりでお疲れではありますが、容赦なく夜の講座も続行します_| ̄|○

今日の夜は藤森美恵子による和紙の雪花染め(せっかぞめ)きらきら

紙を蛇腹に折って染め浸ける折り染めの一種です。

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最初は基本通りに染め進めていくのですが、だんだん折り方をカスタマイズされていく人も多いんですよねーレッド

 

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このうち1人1枚は、明日の夜の講座の「和帳作り」に使いますちゅん

いいのが出来たでしょうか!?

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旗4日目:8月19日

昼の講座:紙漉き、乾燥、インクジェット&版画のラボツアー

夜の講座:和帳づくり

 

いよいよ紙漉き出来る最終日です ビックリ!

ペアで午前と午後で交代で、自分たちで原料処理をした楮で漉き上げてもらいますよーちゅん

 

昨日1日漉いただけでだいぶ慣れ、「先生....汗」とかいう生徒さんもなくなってきましたエリザベス

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そして同時進行で、昨日漉いた紙の乾燥も進めていきます!!

 

脱水出来た紙を、1枚づつ刷毛で板に張り付けていきます。

 

交代で、機械抄きの方の工場見学、インクジェット&版画のラボにも交代で見学ツアーに出掛けたりDocomo119Docomo119

 

ちょっと疲れも出てきた後半戦、まだまだ休ませるわけにはいきませんゆう★

 

夜は、みんなが自分で染めた和紙を表紙にした和帳作りの講座に参加してもらいましたーちゅん

こちらの指導はワタクシからエリザベス

 

恒例の記念撮影ですが、みんないい顔してますでしょーちゅん

嬉しいひとときですえへ

 

 

旗5日目:8月20日

昼の講座:乾燥、和紙の藍染め

修了式

 

いよいよ最終日 ゆう★ 

今日はとにかく乾燥作業!

昨日まで漉いた紙を乾燥仕上げして頂かないことには皆さん帰れません・・・

 

漉き舟を一掃し、代わりに乾燥板をあちこちに配置。

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なんせ19人!

板だけでは追い付かないので、蒸気で熱を出す鉄板(ステンレス)乾燥機も稼働します。

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乾燥しながら、メンバーの半分は和紙の藍染めを体験してもらっています。

指導は雪花染めと同じく、藤森美恵子が担当させて頂きました。

 

絞り染めかぼかし染めかで更に2分割頂きましたが、これはぼかし染めをしている様子ですね。

床に掘っている藍瓶に紙を浸しながら染めていますが、徐々に徐々に昇降させることで、自然なグラデーションを作っています。

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はい、研修会での作業は以上です!!

 

この辺りで13時頃だったでしょうか。

ランチをしながら修了式を行い、ひとまず研修会を締めさせて頂きましたわーい

 

午後は乾燥出来た紙を取り込んでもらい各自解散さようなら

お疲れ様でした!!

 

とにかく慣れない作業を行い、朝から晩までスケジュールびっしりだったので、皆さんさぞかしお疲れになったことと思います。

よく付いてきて下さいました....という感じですちゅん

 

研修風景はFacebookのアルバムでもご覧頂けますので、ぜひご覧下さいキラキラ

 

facebook 第34回 手漉き和紙研修会 アルバム

 

 

【来年の予定について】

近年は海外からの参加者が増え、しかも遠方から来られるのでエントリーも早いのです。

今年も実は定員15名のところキャンセルを見込んで多めに取った次第で、それでもキャンセル待ちの方がいらっしゃいました。

次回の予定は9月中にはホームページにて掲載させて頂く予定ですので、こまめにチェック下さい!!

ぜひお早めのエントリーをお勧め致しますさようなら

 

 

レポート、以上でしたー手

 

 


典具帖ロールを使った絵画作品/飯田 文香さん

オンラインストアのお客様、飯田 文香(いいだ あやか)さんに、典具帖ロールをたくさん

ご注文をいただき、どのような使われ方をされるのか気になり、お伺いしたところ、

作品のお写真を送っていただきました。
 

 

典具帖をどこに使われているのかが気になり、教えていただきました。


「下地にパステルで描いた下描きに、一層典具帖を貼り、岩絵の具で仕上げました。
下描きの線がそのまま定着されて、箔は裏箔のような効果が得られるのでよく使
用しています。
これから、幅4mの作品に薄い典具帖を使用させて頂く予定です。」

 

このような典具帖の使われ方があることを、初めて知りました。

 

この独特の透明感は、典具帖による効果でしょうか。。。

 

これからも、素敵な作品を作ってくださいね。

飯田 文香さん、ありがとうございました。

 


【使い方のヒント FAP編】SH-16 北方 - 鈴木智惠さん -

こんにちは、クドウですエリザベス

 

本日の「使い方のヒント」は鈴木智惠さんが制作されたリトグラフ作品にてお届けしますキラキラ

 

鈴木さんの作風は実に個性的で、今年出展された「PAT in Kyoto 京都版画トリエンナーレ2016」での出展作家紹介に詳細が述べられていますが、そのモチーフとなる衣服は、鈴木さんが自作されたそのものなのです。

 

 

鈴木さんは、昨年の「アワガミ国際ミニプリント展2015」では賞候補と優秀賞を 祝い!

 

そして2013年の同展でも優秀賞を授賞され、今まさに活躍目覚ましい若手作家の1人でもありますキラキラ

 

 

とても印象的な鈴木さんの一連の作品ではアワガミもよくお使い下さいますちゅん

技法はリトグラフ。

 

今回は「SH-16 北方」を使われた作品について、いろいろ伺ってみました。

 

 

旗この紙をセレクトした理由を教えて下さい。

「他の多くの雁皮紙と比べて紙の黄色が濃く、めずらしかったので、使ってみたいと思いました。他の雁皮紙は、紙色が乳白色に近い淡い黄色の商品が多いです」

 

 

旗摺り方の手順やについてお伺いしました。

「初めにSH-16 北方を使って1版で摺り上げます。それを乾燥させた後、あらかじめ水張りしておいた白い版画紙(今回の作品は竹和紙170g版画用)に裏打ちして仕上げます」

 

エディションは作品の大きさにより異なりますが、15〜50枚とのこと。

 

▲作品の余白部分は竹和紙170g、作品のイメージ部分がSH-16 北方で仕立てられています。

 

 

「SH-16 北方」の主原料はフィリピン雁皮です。

日本の雁皮と特性はやや異なり、雁皮ほどの光沢感と繊維の緻密さはありませんが、やはりきめの細かい肌合いが感じられるのですエリザベス

 

「この紙は、多く販売されている極薄い雁皮紙ではありません。厚みがあり、光沢も抑えられていますが、一般的な雁皮紙と比べて厚いので扱いやすいです」

 

 

↓こちらでもご案内しましたが、猖綿瓮轡蝓璽困魯侫リピン雁皮が主原料なのですが、やや表面強度が弱いのです。

ひらめき【使い方のヒント FAP編】北方セレクト - 川村紗耶佳さん -

 

「この紙は版から紙を剥がす際に毛羽立つことがありますので、多色擦りには注意が必要です。油性インクによる単色擦りや、2版までの方にお勧めです」

 

 

そして、個性の強い紙色。

「紙色が濃く、主張しますのでコントラストの強い作品に使用します」

 

モノトーンでの表現に、特にお選び頂く事の多い「SH-16 北方」。

その特徴期な濃色は、画面をぐっと締めてくれる効果もあるのではないかと思っておりましたが、

 

「作品に深みを表現したい方にお勧めします。通常、淡い黄色味の雁皮紙をご使用の方は、同じ版を使って、この紙で試擦りをされると、その違いに驚かれると思います。リトグラフの他、銅版画の方にお勧めです」

 

とのことですちゅん

 

 

モチーフは衣類という静物ですが、鈴木さんの作品からは、このタイトルに込められた想いや、人の影が見えるような気がしますよねにっこり

 

ありがとうございました!!

 


【使い方のヒント FAP編】北方セレクト - 川村紗耶佳さん -

こんにちは、クドウですエリザベス

 

本日の「使い方のヒント」は川村紗耶佳さんによる北方セレクトでお届けしますキラキラ

 

川村さんは、昨年の「アワガミ国際ミニプリント展2015」に2点出品下さり、うち1点が「藤森実賞」を授賞された方なのですビックリ!

 

ご記憶の方も多い事かと思います。

水性木版の柔かさ、木目を活かした表現が審査員の目を引いた逸品でした手

 

 

今回ご紹介するのは、実はもう1点の方エリザベス

 

受賞作もとても印象深い作品なのですが、個人的にとても気に入って求めさせて頂いたのがこちらなのですちゅん

 

 

『me time 供

 

技法は水性木版画。

こちらの作品に、アワガミエディショニングペーパー「北方セレクト」をお使い下さいました。

 

そこでいろいろお伺いしてみましたマイク

 

旗この紙をセレクトした理由を教えて下さい。

「紙の色、紙の厚みが気に入り使用いたしました。特に紙の生成りの風合いは、自身の作風を引き立たせてくれました」

 

 

旗摺り方の手順やについてお伺いしました。

 

まずは版の手順について、

「版全体を水でぬらす→余分な水分を拭き取る→絵の具をつけて刷毛でなじませる→紙をのせる→摺る」

 

ここは一般的な水性木版画と同じ行程ですね。

 

そして、紙を使える紙にするまでの手順は、

「紙にドーサを引く→乾かす→紙を湿す→摺る」

 

 

この、ご自分でドーサ引きをされる方、どれくらいいらっしゃるのでしょう。

 

場所も必要ですし、ニカワとミョウバンを揃えたり炊いたりと、ちょっと面倒ですよね汗

もちろんあらかじめ滲みどめ効果のある紙もたくさんありますが、万人に使いやすい紙のご用意は、紙屋的には現実的になかなか難しいところ・・・

 

風合いは気に入ったけど自分の技法にはちょっと使いにくい....などという場合、工夫して使えるものにして頂けるということは、とてもありがたいのですちゅん

 

「とても水分を吸収する紙でしたので、強めにドーサ引きをおこない使用しました。ドーサ引きを調整することで墨をたっぷりとのせる日本画でも、版画でも使用できる紙だと感じました」

 

ドーサをすることで滲みどめに加え、表面強度も増しますキラキラ

 

川村さんのこちらの作品は4版。

何度もバレンでしっかり摺るためにも、やはりドーサはあった方が良さそうですびっくり

 

 

「私の場合は、摺る前にドーサを引くなどの工程はありましたが、摺り上がって水張り(一旦水に塗らした紙をパネルに張り付け乾燥させる、版画の最終工程)をした後は、紙自体に存在感があり、作品をよく見せてくれると感じました」

そして

「水分を含みやすいのであまり湿し過ぎないように心がけました」

ということですキラキラ

 

 

ドーサは、市販の液体状のドーサ液を水で1:1で薄めたものを使われ、

「和紙によってや作品のイメージによってドーサをたっぷりぬったり、少なめにぬったりなどドーサの引き方を変えています」

とのこと。

 

穏やかで染み入るような世界観と北方セレクトの組合せ、如何でしょうかひらめき

 

北方セレクトは少し濃いめの色味なので手が出にくい方も少なくないかもしれませんが、絵をのせられるととても個性的な画面を作りだしてくれるような気がするのですにっこり

 

ありがとうございました!!

 

 


【使い方のヒント FAP編】竹和紙 版画用 250g - 前田愛美さん -

こんにちは、クドウですエリザベス

 

早速ですが ちゅん

 

阿波和紙をご愛顧頂いている皆さま、今後ぜひご利用頂きたい皆さまへ、使い方のコツ的な情報をお届けしたいと思っていましてエリザベス

 

不定期ではありますが、『使い方のヒント』としまして、お使い頂いた方々からの作例とコメントを皆さまにもお伝えさせて頂きますひらめき

 

 

第一弾は、銅版画で制作をされる前田愛美さんより頂いたコメントよりキラキラ

 

前田さんの直近の展示で出展されていたうちの1点を、竹和紙 版画用 250gに刷って頂きました!!

 

 

「vs or ≒」(2016年3月 at ガレリア グラフィカ vis )

http://www.gg-bis.com/ex/dm16/1603_vs.html

 

 

 

『ペン先』  

使用紙:竹和紙 版画用 250g

 

実はこれ以外で「竹和紙 版画用 170g」「竹和紙セレクト」と3種類をお送りして選んで頂いたのですが、

 

「どれも刷ってみたのですが、一番厚い250gのものを作品としてお渡ししています。 170gと竹和紙セレクトは薄かったので、私の作品にはあまり合わず、、」

 

竹和紙シリーズは、繊維の特性からきめ細かな線も刷り取りやすいということで、特に銅版の方に定評があります。

 

一見硬そうなので海外のコットン紙と同様にたっぷり水分を与えてしまいがちなのですが、実は水分も含みやすいのです。

↑実際に使われた方のウケウリなのですが、ここをお伝えしそこねてました...)

 

 

前田さんはどうされたかと言いますと、

 

 「湿し方は、バットに直接ドボンと一時間程入れました。凄く水を吸って、する前に吸い取り紙である程度余分な水分を取るのですが、プレスしたときに凄くジューシー?で驚きました。当て紙とかすればよいかな?と思いました。 またはスプレーで湿すほうが良いかもしれません。(それはまだやっていないのでなんとも言えないのですが)」


 

ただ、刷った時には扱いにくさもなかったとの事ですOK

 

 

 

「タフで丈夫で繊細なので、凄く腐食の深いものでも、腐食の浅い傷でも吸いとってくれていいな!と思っています。拭き取りは念入りにしなくては!とも思いました」

 

この爐佞取りは念入りに瓩箸蓮∪祥里了罎鉾罎戮篤陲蕕いので細かい傷や油膜でも吸い取られてしまうため、版に残ったインクを拾いやすいためだそうです。

 

「いつもよりインクのふき取りを多めにしました。 ハーネミューレで同じ版を刷った場合、擦り切れない表情も竹和紙なら擦りあげることが可能なのですが、逆に色が乗り過ぎて油膜掛かった作品になるので注意が必要かなと思います」

 

 

 

デッサンのようなタッチを銅版で描かれた「ペン先」、楽しみながら制作に向かう前田さんのにこにこした表情が浮かぶようで、展示の中で一目惚れした1点なのですにっこり

 

また次回の発表の機会を楽しみにしていますわーい

 

ありがとうございました!

 

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